簡単に言うと、ストレスのために心や体にさまざまな症状が出て日常生活に大きな支障が出ている場合に用いられる診断名です。
ストレスになるのは、仕事や職場での人間関係、あるいは女性の場合は家事・育児・介護といった家庭内でのストレスが多いように感じます。
多彩な症状が出現しうるのですが、不安にまつわる症状と抑うつに関する症状が現れることが非常に多いです。
患者さんが受診しにくる時には、会社に行くのが困難なほどになっていることが少なくありません。
私が医師として大事だと思っているのは、お薬を用いる内服治療を行うだけではなく、ストレスにどう対処するか・ストレスをどう減らしていくかということにも注意を払っていくことです。そのために、言葉を用いる精神療法にも力を注いでいきます。
また、出社することが困難ならば、休職・自宅療養しなければなりません。その場合は、休職が必要であるという内容の診断書を速やかに発行いたします。